2017年2月23日木曜日

先日のコンサートのお礼とご挨拶 Vielen Dank!"Berichte vonm letzten Konzert"





Liebe PIANOSOLI Freunde,

Unser letztes Konzert vom 11. Februar liegt schon wieder ein paar Tage zurück.
Es war wunderbar, für unsere Gäste spielen zu dürfen
und wir bedanken uns recht herzlich für Ihr Kommen.
Unter dem Thema „Nachtmusik“ hatten wir ausgesuchte Stücke präsentiert
und sind gemeinsam mit Ihnen durch die Nacht gereist.
Wir haben das sehr genossen.
Unser nächstes Konzert wird sehr wahrscheinlich erst 2018 stattfinden.
Sobald wir einen konkreten Termin festgelegt haben, informieren wir Sie rechtzeitig per Mail oder über unseren Blog.

Im nächsten Jahr werden wir auch unser 10-jähriges Bestehen
von PIANOSOLI feiern – wir können es kaum glauben!
Es ist so schön zu sehen, dass wir als Gruppe weiterbestehen und mit
unserer lockeren Konzertreihe vielen Menschen die Musik näherbringen dürfen.
PIANOSOLI macht uns selber ungeheuer viel Spaß und es wird von Jahr zu Jahr interessanter.
Und wir merken durch die vielen positiven Rückmeldungen, dass es unserem Publikum genau so geht.

Wir wollen uns und unser Projekt auch in Zukunft weiterentwickeln und freuen uns sehr, wenn Sie uns dabei treu bleiben und uns unterstützen.
Bleiben Sie uns verbunden, wir freuen uns auf ein nächstes Mal.

Herzliche Grüße
hre PIANOSOLI

前略、
去る、211日、今期のPIANOSOLIの演奏会を
無事に終えることが出来ました。
お越しになられた皆様に、御礼申し上げます。

今回は、「夜の音楽」というテーマで
メンバー全員がそれぞれ曲を用意し、演奏いたしました。
秘めやかなる夜の世界に、
入り込み、浸り、味わい尽くした、素敵な夕べでした。
ご来場になられた皆様にも、
一緒に楽しんでいただけた事と思います。

次回の演奏会は、また2018年の春頃になると思います。
次回コンサートにつきましては、期日が近づいたら、
メールや、ブログなどでお知らせいたしますので、
何卒、よろしくお願い致します。

早いもので、わたしたちPIANOSOLIの活動も、
来年で、10周年になります。
数人のピアニストが集まり、
同じテーマの元に演奏するという企画、
なかなかに面白く、自分達でも楽しみ、面白がりながら、
ここまで続いて来たように思います。
これからも、日々、精進を重ねながら、
皆様と共に成長していきたいと思っております。
これからも、是非、PIANOSOLIをよろしくお願い致します。

草々 
PIANOSOLI

写真素材:NOION

2017年1月30日月曜日

フォーレ ノクターン 第2番、第6番、第13番 (解説 ヴァラーシュタイン西原典恵)

フォーレの全13曲からなるノクターンは
彼の活動時期のすべてにわたって作曲されており、
第1期(第1〜5番)、第2期(第6〜8番)、第3期(第9~13番)に分けられます。
今回はその中から3曲、第2番、第6番、第13番を演奏します。

第2番・・・1881年ごろ作曲。
鐘の音を思わせる甘美なメロディーに始まり、幸福感に満たされた曲。
サン・サーンスはフォーレにあてた手紙にて「無限の喜びを感じた」と伝えています。

第6番・・・1894年作曲。
フォーレの円熟期の作品で、内容はとても瞑想的。
ピアニストのマルグリット・ロンは「フォーレの最も美しいインスピレーション」、
コルトーも「あらゆるピアノ曲の中で最も美しい曲の一つ」と評しています。
フォーレはこれほどの美しい曲を、
病気の息子と環境の良くない部屋という悪い状態のなかで作っています。

第13番・・・76歳で作曲され、彼の最後のピアノ曲となりました。
このころは難聴に侵され、これを最後に作曲活動が下火に向かいます。
弟子のシャルケは「ノクターンの中で1番真に迫る、苦悩に満ちたもの」と評しています。
バッハを思わせるような4声の対位法のメロディーで始まり、
終わりも同様に締めくくられています。
76歳で作曲したとは思えないほどの迫力に満ちた強烈な思いが伝わってくる、
フォーレの傑作。
フォーレがどんな心情であり何を訴えたいのか?
探りながら耳を傾けながら彼の言わんとすることに
少しでも近づけるような演奏が出来たら、、、と願っています。



ロベルタ・プラータ・クレーメンス      「夜の花」「ノクターン風の瞬き」       (解説 ロベルタ・プラータ・クレーメンス)

夜の花
夜に咲く花がある。それらは、花を月光で明るく照らし、うっとりするような香りで蛾を誘惑する。朝日が昇ると再び花びらを閉じてしまう月見草が夜明けに花を咲かせる時、殊更印象的である。ロベルト・シドン氏に作曲を依頼され、また現代音楽シリーズの一環にて同氏よる初演が行われた。

"Night flower"

Es gibt Blumen, die in der Nacht blühen.
Mit hellen Blüten, die im Mondlicht reflektieren
und einem betörenden Duft locken sie Nachtschwärmer an.
Besonders eindrucksvoll ist es,
wenn die Nachtkerze in der Dämmerung ihre Blüte öffnet.
- um sie erst im Licht der Morgensonne wieder zu verschließen.

Das Stück wurde auf Wunsche von Prof. Roberto Sidon komponiert,
der es im Rahmen einer Konzertreihe für Moderne Musik auch uraufführte.


ノクターン風の瞬き
ある星降る夏の夜。
大熊座や天の川の帯が見えます。風が起こり、
小さな暗い千切雲を空の向こうに押しやると、
星が瞬き始めます。

"Nocturnal flashing"
Eine sternenklare Sommernacht.
Man sieht den großen Wagen und das Band der Milchstraße.
Wind kommt auf, er schiebt kleine dunkle Wolkenfetzen
über den Himmel und die Sterne beginnen zu blinken.




クロード・ドビュッシー「ノクターン」     (解説 梅谷初)

ドビュッシーがピアノのために作曲した、唯一のノクターンで
この他、オーケストラのために作曲された「三つのノクターン」があります
ピアノのためのノクターンは、1892年に作曲されています
これは、ドビュッシーの作品の中で、中期にあたり、
この翌年に、弦楽四重奏曲が、また、翌々年に、「牧神のための前奏曲」
が発表されています

暗い海を思わせるような、ロ短調のユニゾンから始まって、
次第に熱を帯びるような盛り上がりを見せ、
"tres doux"(とても穏やかに)の記載とともに、
静かにイ長調へと移行します。
拍子が4分の4から、4分の7へ変わると、ピアノの記号が三つになり、(PPP)
へ長調へ移行、ますますゆったりとした性格になり、異界への鐘のような和音が鳴り響いて、へ長調のドミナントの和音が鳴り響き、クライマックスへ。
その後、また、拍子は元の4分の4へと戻っていき、テーマが回帰します。
コーダは変ニ長調で軽やかに締めくくられます。

非常にドビュッシーらしいというよりは、ショパンのような性格の、
ロマンティックな作風のように思います。
物憂い雰囲気を帯びていながら、
暗い情熱のような部分もあり、
それらの音の彩りの変化を、自在に表現できたら良いなと思っております。


フランツ・リスト 超絶技巧練習曲より      第11番「夕べの調べ」 (解説 梅谷初)

超絶技巧練習曲は、
1826年に初稿が出版されてから、2度の改訂を経て、
1852年に最終稿が出版されています
その第一稿の出版に際し、シューマンはこう語っています

「それは、本物の嵐であり、驚愕の練習曲だ。この世で10人か、12人の
最高の演奏者の為にある練習曲である。下手くそな演奏家はただ、笑いを
誘うだけであろう。ほとんどにおいて、ヴァイオリンにおけるパガニーニ
のようであり、リストは新たにピアノのためにそう置き換えることを目論んでいる。」

練習曲の11番、夕べの調べは、沈みゆく夕陽の壮大な景色を思い起こさせるような、
絵画のような作品で。鐘を思わせるようなアルペッジョの響きで幕を開け、
中間部の"piu lento con intimo sentimento"における内省的で
美しいメロディーを経て、ホ長調の主和音から一気に、Molto animato
のクライマックスへなだれ込みます

「超絶技巧練習曲」の中では、
比較的「演奏可能」なこの曲ですが、
鐘を連想させるアルペッジョや、後半の激しい展開部分など、
テクニック的に難しい部分ももちろん多く出てくるので、
これを、臆せず存分に演奏したいと思っています。

2017年1月29日日曜日

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン    ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2  「幻想曲風ソナタ」(解説 滝村乃絵子) 

今回演奏するベートーヴェンのピアノソナタ第14番は、
1801年に作曲され「月光ソナタ」という通称でも親しまれています。
ピアノを弾いたことがある人や音楽が好きな人なら
必ず一度は憧れる曲かもしれません。
私の父も私が子供の頃に、月光ぐらい弾けるようになったら発表会に行ってもいい、
と名曲の代名詞の様に使っていました。

この曲はちょうどベートーヴェンの耳が聞こえなくなりはじめた頃の
作品とされています。
ピアノソナタ第8番(悲愴)、第23番(熱情)と共に「3大ピアノソナタ」としても有名です。

ベートーヴェン自身は「幻想曲風ソナタ」と書いており、
「月光」の呼び名はドイツの詩人ルードヴィヒ・レルシュターブによるものです。
レルシュターブは14番を
「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と表現しました。
とても美しく印象的な旋律で、
ベートーヴェンのピアノソナタの中でも屈指の人気を誇っています。

「月光」はベートーヴェンが31歳の時に作曲され、
14歳年下の恋人だった伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディに捧げられました。
またベートーヴェンはジュリエッタにピアノも教えており、
師弟関係でもありました。
ジュリエッタは身分が高く、
ベートーヴェンは身分の壁に苦悩したと言われています。
二人の仲は、周りも公認の仲だったそうです。
可哀想なことにベートーヴェンが「月光」をジュリエッタに贈った後に、
ジュリエッタは貴族と結婚してしまいます。
ただ身分の違いから二人の未来は明るくないことは、
ベートーヴェンは初めから予期していたそうです。
ベートーヴェンのこのような恋愛感情を知識に入れておいて曲を聴いてみると、
また違った印象を感じられるかもしれません。

この時期はベートーヴェンが新たな作曲法を模索していた時期でもあります
「月光」においても、即興的な要素が加わっていたり、
ペダルの使用が初めて細かく指定されたりしています。
音楽的には伝統的な古典派ソナタを一歩抜け出して、
ロマン派の音楽に近づいてきています。

このように色々な時代的背景やベートーヴェン自身の個人的感情が入り混じった曲を
私なりに思いを音に託して練習しました。どうぞお楽しみ下さい。



西村朗 「夜光 」「夜の呪文」「星の鏡」  (解説 藤枝有紀子)


今回の演奏会のテーマ『夜の音楽』にちなんでの3曲。
タイトルに使われている言葉から、どんな音楽をイメージされますか?

『夜』1日のうち、太陽が沈んで暗い間。
『夜光』晴れた夜空の星の光以外の薄明るい光。
『呪文』災いを逃れらるように、または他人に災いを下すように、祈るときの文句。
『星』晴れた夜空にまたたく光輝く天体。
『鏡』光線の反射の原則を利用して姿を映して見る道具。(出典「新明解国語辞典」より)
 
「ピアノを美しく響かせる楽曲を書く」と数多くのピアニストに評される西村朗氏の描く、夜の世界。存分にお楽しみください。